【中学受験】短期間でもできる!家庭でできる適性検査対策とは?

「塾に何年も通わないと、中学受験は無理」

私も、以前はそう思っていました。

でも実際、娘は本格的な塾通い4か月だけでした。
模試の成績はかなり下のほう。
それでも、**思考力を伸ばす“家庭での関わり方”**が大きな支えになったと感じています。

今回は、わが家の経験をもとに、

✅ 家庭でできる適性検査対策
✅ 短期間でも効果がある学び方

についてまとめてみます。


🧠 適性検査ってどんな試験?

「適性検査」は、私立型の中学受験とは少し違います。
最近は思考力を問う私立も増えていますが。

国語・算数などの科目はあるものの、内容はより総合的な知識+思考力・表現力が問われます。

グラフ・文章・図・会話などの資料を読み取って、

  • 問題点を見つける
  • 自分の考えを整理する
  • 解決策や意見を自分の言葉で説明する

という、**“考える力”と“伝える力”**が求められます。


📉 娘の模試の成績は、かなり下のほうでした

受験2か月前に初めて受けた公立一貫校の模試。
成績は、正直下から数えた方が早いくらい..
結果を見てやっぱり受験は甘くないな・・とも思いましたが

ただ、内容的に慣れていない部分が大きいと感じました。


🏠 家庭でやっていたことは、実はシンプル

とにかく焦りは禁物。
目の前にあるやるべきことを丁寧にこなすこと。

あとは正直、教材や塾の特訓よりも、日々の**“ちょっとした習慣”**が大きかったと思います。

✔ ニュースや新聞を一緒に見て「どう思う?」と聞く

→ 答えではなく「なぜそう思ったのか」を引き出すことを大切にしていました。これは幼い頃から会話の習慣でもありました。

✔ ボードゲームや条件付きしりとりで思考力を刺激

→ 楽しみながら、「どうすれば勝てる?」「このルールだとどうなる?」と一緒に考える。気分転換にもなるし、子どもだからと手加減せず大人も真剣勝負。笑
アナログゲームは幼稚園くらいからデビューがおすすめ。

✔ 勉強づけにはさせない

→ 受験勉強開始時は、受験本番まで時間がなくて焦りもあったけれど、だらだら勉強はさせませんでした。
年末年始はしっかり休んで気持ちも切り替え。1日9時間の睡眠は必ず確保。
また、睡眠の前に暗記ものをすると定着が良いため、それを利用して効率良く覚えていました。

受験を決める前も、小学生のうちは遊びの時間を大切に。は家庭の方針でもあったので勉強は学校で習ったことをしっかり取り組むだけでした。
基礎ができてたらOKとして、応用問題は全く取り組んでいませんでした。


🔁 ✅ 短期間でも効果がある学び方:「問題をこなす」より「解き直しの質」

短期間で結果を出すには、**問題の“量”より“質”**を重視しました。

  • 解けなかった問題だけでなく、正解していた問題も必ず解き直し
  • 「なんでこうなるのか?」を、自分の言葉で説明できるまで
  • **“合ってた=終わり”ではなく、“説明できるか=理解”**という基準に

適性検査では「答え」ではなく「考えた過程」「伝える力」が見られます。
腑に落ちていなければ、自分の言葉では書けない。
そこに一番時間をかけました。

漢字や四字熟語など暗記ものに関しては、塾のテストで出たものだけにしぼり、他は諦める選択をしました。


✍️ 娘がぶつかった「作文」の壁

作文講座に入ったのは秋。
まわりの子たちは1年以上対策している子ばかり。
先生から個別に教えてもらえるわけもなく、初回は1文字も書けずに泣いて帰宅。

家庭で数回だけ一緒に練習しました。
「何を書けばいいのか」を一緒に整理するだけで、
少しずつ、自分の考えを文章にできるように。

書き方のコツは、ネット検索で十分手に入ります
それよりも、**「一緒に考えてあげる時間」**の方がよほど効果的でした。


💡 作文のポイントは「正解を探す」より「理由を伝える」

適性検査では、

  • 資料を読み、考えを深め
  • 自分の意見を、理由とともに説明し
  • 相手に伝わるように構成する

この3つが重要です。

感性や表現のうまさより、筋道が通っているか・論理的に書けているかが評価されます。
娘の場合、留学の影響で漢字力は弱かったので、思い切って“構成・論理”に全振りしました。
(もちろん減点にはなりますが、配点はそこまで大きくないと割り切りました)


✅ まとめ:塾に行かなくても家庭でできることはたくさんある、短い時間での受験対策は効率的に

✔ 長期間の通塾だけが正解じゃない
✔ 思考力・表現力は、家庭でも育てられる
✔ 「どう考えたか」を聞く習慣が、最大の対策に
✔ 効率よく学ぶ(就寝前の暗記、正解しても解き方を説明してみるなど)
✔️基礎こそすべての力になるため、基礎は大切に

娘のように、勉強が好きでなくても、得意でなくても
“考える力”と“伝える力”が育っていれば、中学受験にだって通用すると実感しています。


📖 最後に

これはあくまでも一つの家庭の体験談であり、
「こんなケースもあるんだな」と軽く読んでいただけたら嬉しいです。

私たち親子の経験は、
📌 受験まで時間がないご家庭には「希望」として
📌 時間に余裕があるご家庭には「今から家庭でできること」のヒントとして
少しでも参考になればと思っています。

この投稿が、どこかで誰かの不安を
ほんの少しでも和らげられたら、心から嬉しいです☺️


次回予告🎓

👉 【中学受験】なぜ成績トップの子が落ちて、成績下位の娘が合格したのか?

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