【中学受験】適性検査って実際どうなの? 国語・算数と何が違う?作文は何を書く?

📌 「適性検査」と聞いて、どんな問題を想像しますか?

国語?算数?作文?
娘が受けた国公立系中高一貫校の試験は、「適性検査型」と呼ばれる形式でした。

でも実際、この“適性検査”って何なのか?
これ実は私、恥ずかしながら受験を考えるまで適性を見るんでしょ?(就活みたいな..笑)と軽く考えていました。

今回のテーマは、
✅ 適性検査は国語・算数と何が違う?
✅ 思考力って具体的にどう問われるの?
✅ 作文では何を書く?どう書けばいい?
という、実際に試験を受けた娘の経験をもとにお話しします。



📌 適性検査って、普通のテストとどう違うの?

一般的な中学受験(特に私立)の試験は、
• 国語(読解・漢字)
• 算数(計算・文章題)
• 理科・社会(知識や暗記中心)

など、**「科目別+知識中心」**の出題がメインです。もちろん、思考力を問われる私立中もかなり増えたと聞きますが..


一方、国公立系中高一貫校の“適性検査”は少し違います。
一言で言うなら、科目を越えた「考える力」「説明する力」を見る総合問題です。

国語、算数問題の例

【国語の例】

一般的な国語の問題(私立型)
「次の文章を読んで、筆者の主張を選びなさい。」(選択式)
「傍線部の言い換えとして正しいものを選びなさい。」

思考力型の国語問題(適性検査)
文章Aと文章Bを読んで、それぞれの登場人物の考え方の違いを説明し、
あなた自身が共感できる考え方とその理由を200字以内で書きなさい。

一般的な算数の問題(私立型)
「5人でケーキを分けるとき、1人分は何cmになりますか?」(計算式で解く)

思考力型の算数問題(適性検査)
ある地域で、雨の日の登校にかかる平均時間を調査しました。
グラフや表を参考にしながら、
「雨の日に登校時間が長くなる原因」と「解決策」を、
算数的な視点を使って説明しなさい。(図・説明文を含めて)

※イメージです。実際の問題ではありません!

とにかく算数でも文章が多い印象を受けました。



📌 作文の思考力ってどう問われる?
例えばこのような形式です。

📝 ある資料(会話やデータ)を読んで、
あなたの意見を理由とともに述べなさい。
制限時間:30分 文字数:400字程度
時には
※以下の条件をすべて満たすこと
(1)自分の体験または見聞きしたことを1つ挙げること
(2)資料の中のどれかを根拠に使うこと
(3)反対の意見にもふれたうえで、自分の立場を明確にすること

このような条件付きもあります。

**「答えが1つに決まらない問題」**や
**「答えだけでなく、考え方・説明の仕方も評価される問題」**が出されます。



この形式に、最初は娘も「何をどう書いたらいいの!?」とパニックに。こんなの無理と言ってました。
その上、作文はあまり得意ではない娘。

秋に作文講座に入りましたが
他の塾生は1年以上対策している子ばかりで
要領はわかっているので
先生も気にかけてくれることはなく..
初回は1文字も書けず。

講座の宿題分、数回は自宅でサポートしました。

ここで必要なのは感性や文学的表現ではなく、
✅ 自分の考えを筋道立てて書く力
✅ 与えられた情報を使って根拠を示す力
✅ 簡潔に、論理的にまとめる構成力

作文では、「誰がどう思うか」ではなく、
「あなたがどう考え、なぜそう思ったのか」が伝わるかが重要なんです。

この作文の配点には
言葉遣いや漢字なども含まれます。



📌 まとめ

✔ 適性検査は「正解を出す力」だけではなく、「どう考えたか・どう伝えたか」を見る試験
✔ 作文では、意見の理由を筋道立てて伝える構成力が問われる


私立と違い、小学校で習う範囲のみとはなっていますが実際のところは小学校で習った内容を超えた内容な気がしました。

次回予告✅
【中学受験】短期間でもできる!家庭でできる適性検査対策とは?

お読みいただきありがとうございました。

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