短期間で国公立系中高一貫校に合格した娘の話①

—今の受験はどう変わったのか?—



「中学受験は小さい頃から塾に通わないと厳しい」
そう思っている方も多いかもしれません。


しかし、国公立系の中高一貫校の受験は、幼い頃から知識を詰め込んだ子が有利な試験ではありません。
むしろ、「考える力」「情報を整理し、自分の言葉で説明する力」を問われる試験です。



そんな中で、娘が本格的に受験勉強を始めたのは、6年の冬休みからでした。
小6の9月に受験を決意し、通塾開始したもののやる気もなく、模試の成績も合格ラインには到底届いていませんでした。


それでも、約1ヶ月の追い込みで、国公立系の中高一貫校に合格 することができました。

「どうしてそんな短期間で合格できたのか?」
「最近の受験はどんな力が求められるのか?」
「勉強する前にすることとは?」など

このシリーズでは、娘の経験をもとに、短期間で合格するためのポイントをお伝えします。



📖 娘の背景

娘は、小学校6年生の9月に受験を決意し、本格的に勉強を始めたのは冬休みから でした。
一般的な中学受験では、小学校3〜4年生から塾に通い、数年間かけて準備するケースが多い中、娘の場合は受験対策の開始がかなり遅かったと言えます。
さらに、小5二学期から小6の夏休みまでカナダに在住でした。そのため、日本の学習から1年離れている状況でした。

ただ、その状況でも短期間で結果を出せたのは、「知識を詰め込む勉強」ではなく、「考える力を活かす勉強」に集中したから です。


受験校は国公立系の中高一貫校 で、試験は暗記ではなく、思考力や記述力を問う適性検査型 でした。
そのため、与えられた問題に対して「どう考えるか?」を重視する勉強 を徹底したことが、大きなポイントだったのかもしれません。


📌 最近の受検の傾向

国公立系の中高一貫校の受検は、知識詰め込み型の試験とは異なり、長期間の準備が必須ではありません。
最近の受験の傾向を見ても、「知識の多さ」ではなく「思考力」が重視されるようになっています。

🔍 1. 知識の暗記ではなく「考える力」が求められる


従来の私立中学の受験では、
✅ 公式や知識をどれだけ覚えているか
✅ 高度な計算問題を素早く解けるか
といった能力が重要でした。


しかし、国公立系の中高一貫校では、
✅ 記述式の解答が増加(考えを論理的に説明できる力)
✅ 思考力・読解力が必要な問題が多い(単純な計算では解けない)
✅ 「なぜ?」を問う出題が増えている(知識を応用する力)

こうした傾向が強まっています。



娘が受験した学校でも、単なる暗記では太刀打ちできない問題が多く、「知識をどう活かすか?」が問われる試験 でした。

🔍 2. 「適性検査型」問題の増加

国公立系の中高一貫校では、多くの学校で**「適性検査型」の試験** を採用しています。

これは、一般的な私立中学の「国語・算数・理科・社会」といった科目試験とは異なり、
✔ 総合的な思考力を問う問題(知識だけでは解けない)
✔ 読解+論理的思考を組み合わせた出題(答えが一つに決まらないものも)
✔ 身近なテーマを扱うことが多い(日常生活や社会問題に関連する内容)

こうした適性検査型の試験は、知識の詰め込みではなく、「考える力」「表現する力」「論理的に説明する力」 を重視しています。

このような試験の特徴があったからこそ、娘も短期間での追い上げが可能でした。


🔍 3. 「長期的な塾通い」よりも「短期間の集中学習」も有効になってきた

これまでの中学受験は、
「小3・小4から塾に通い、長期間かけて準備するのが当たり前」
という流れでした。

しかし、最近は適性検査型の試験が増えたことで、
「高学年になってから本気で取り組む」 ケースでも合格できる可能性が高まっています。
これは塾の先生も言っていました。

もちろん、長期的な学習のメリットも大きいですが、
娘のように「冬休みから本気で勉強し、短期間で合格する」ことも決して不可能ではありません。

🎯 まとめ:なぜ短期間で合格できたのか?

1. 国公立系の中高一貫校の受検は、幼い頃からの詰め込み学習が有利な試験ではない
→ 知識の詰め込みではなく、「どう考えるか?」が問われる
2. 適性検査では、暗記型学習より「考える力」が重要
→ 娘は限られた時間で知識を詰め込むのではなく、考える力を重視する勉強にシフトした
3. 長期間準備しなくても、短期集中で合格できる戦略がある
→ ただし、適切な方法を選ぶことが必要

つまり、「小さい頃から塾に通っていないと受からない」と思われがちな受験とは異なり、思考力を鍛える学習をすれば、受験準備が遅くても十分に合格のチャンスがある ということです。

📝 次回予告:「短期間で合格するための学習戦略」

今回の記事では、娘の背景と最近の受検傾向をお伝えしました。

次回は、実際にどのように勉強を進めたのか?
短期間で結果を出すための 具体的な学習戦略 をお話しします!

👉 短期間で成績を上げるには、どこに重点を置くべきか?
👉 娘が実際に取り組んだ勉強法とは?

続きが気になる方は、ぜひ次回も読んでくださいね